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コンプライアンス・チェックシートの活用について

企業は、従業員を採用することになれば入社の手続を行い、就業後は
月々の給与支払や様々な労務管理を行い、退職をするとなれば
離職票の発行等必要な手続きを取ります。
このように従業員を雇用する場合には、法令に基づき様々な手続きや
労務管理が発生します。
皆様の会社では、全て法令に則って対応できていますか?

従業員の労務管理に関するルールは数多くあり、法令があることを
知っていても、法に定められた運用ができていなければ、次のような
リスクを引き起こしてしまいます。
例えば・・・
・社内でハラスメントがあり、従業員から「会社は何の措置も取って
くれなかった」と訴えられてしまった。
・退職した従業員から「残業代を全部もらっていなかった」と、過去
3年分の未払賃金の支払いを求められた。
・会社の不祥事が報道されたことから、会社の信用が失墜し、顧客から
取引を断られてしまった。

とは言うものの、従業員の労務管理に関するルールを全て正確に理解し、
適切な運用を進めるのは中々難しいことです。
そこで、日頃から労務管理に関する法令のポイントをおさえて、適切な
運用ができるように、労務管理に特化した「コンプライアンス・チェック
シート」を活用している企業もあります。
例えば、次のような活用方法が見受けられます。
・年に1回、法改正も踏まえて、法令に沿った労務管理ができているか
チェックシートを使って監査をしている。
・グループ会社の法令順守を徹底するため、定期的にチェックシートを
提出してもらい、運用の確認をしている。
・M&Aの際に、買収予定の企業が労務関連のリスクを抱えていないか
チェックシートを使って確認をしている。

チェックシートは一度作成すれば、その後は法改正の部分を更新することで
毎年活用することができます。
労務リスク発生の未然防止のためにも、自社に合わせたチェックシートを
作成・活用されてはいかがでしょうか。
労務管理に関するチェック項目や根拠になる法令をくまなく押さえて
チェックシートを作成するのは大変ですが、作成の過程はきっと
人事担当の皆様にとって勉強になりますし、知識の定着につながります。
厚生労働省のホームページに掲載されている労務管理のポイントや
チェックシートを参考にして、自社で作成する方法もありますが、
労務管理のプロである社会保険労務士が、法令のポイントを押さえた
チェックシート作成のお手伝いをさせていただきます。

是非お気軽にご相談ください。

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